2016-05-22

平成29年度の愛知県公立高校入試制度変更点について

平成29年度愛知県公立高校入試制度が変わります。しっかりとした理解と対策が求められます。

そこで、以下に特記すべきいくつかの変更点を挙げます。どうぞご確認ください。

<全教科問題数が増えます>

現行では、各教科20問ずつの計100問の出題でしたが、新制度では各22問の計110問の出題となります。ここで大切なのが、単に2問増えたという情報ではなく、「思考力」「判断力」「表現力」を問う要素から逆算式に考えると、記述問題が増える、もしくは記述字数が増える、といった予想ができます。

<入試時間が増えます>

問題数増加に伴い、試験時間が40分から45分となります。ただし英語に関しては聞き取り検査10分+筆記検査40分となります。上記にも記しました通り、2問追加(2問とも記述だと想定すると)に対しての、5分の時間増では増えたうちに入りません。これまで以上の問題処理能力、記述力がないと時間内に全問終らすことも危うくなります。

<出題傾向が変わります>

改めて申し上げますが、問題数と時間増以上に大切なことですが、新学習指導要領で重きを置いている「思考力」「判断力」「表現力」の要素を多分にとりいれた問題を目にすることになります。単なる単語や用語の丸暗記では対応が難しくなることが明白です。

<群とグループの編成変更>

尾張1群・2群と、三河1群・2群に分けられている現行制度から、三河1群・2群が三河群として統合され、三河地域の受験生は選択の幅が広がります。

<推薦入試と一般入試が同日実施に>

これまでは2月中旬に推薦入試があり、その数日後に合否判明、そして3月第2週目あたりから一般入試に突入してきましたが、これからは3月中旬に推薦、一般同日に入試を行います。初日にともに学力検査、2日目は推薦は10分の面接、一般は5分程度の面接となります。

 

上記に出てくる3つのキーワード「思考力」「判断力」「表現力」については、この言葉が表す真意を知ることが大切です。

「思考力」については、答に至るまでに、どのように考え、何を根拠にそう思ったのか、などの過程を明確にする力です。丸暗記学習や一夜漬け学習では身につかない力です。

「判断力」については、思考力を駆使して、正しい、理由のある正誤判断をする力です。

「表現力」は、思考力と判断力を駆使した結果を、正しく字、または文章として表す力です。頭では分かっていても文書にできない、記述が苦手、といった子は多いと思いますが、今後はこの「表現力」を身に付けるために、深く読解し、そして問いに適した解を作る練習が必要です。

 

これらの変更点に加え、変更初年度となる現中3生に対して、本番までにどのような過程を準備しているか、またその間の途中途中におけるスモールチェック項目などについてを6月5日(日)に開かれる保護者会でお話しします。高校入試に限らず、合格を勝ち取るための要素の中には“情報”を知り“対策”を行うことも含まれます。もちろん最大要素は“学力”ではありますが。

この保護者会に参加希望の際は、

までご予約のお電話をお願いいたします。保護者会に関する詳細、レジメはサクゼミニュースにて公開していますので、併せてご確認ください。

 

詳細は「愛知県教育委員会」のホームページでご覧いただけます。 ⇒  http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kotogakko/0000027366.html

 

 

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