オンライン自習室を振り返り（第3週目）

今年も流しそうめんパーティー開催！吉田です。

オンライン自習室最終週の振り返りをしたいと思います。

前回のブログでもご紹介したように、今回のオンライン自習室の取り組みについては

様々な思いを込めて、そしてその思いを具現化するためにどのような指導を目指すべきか、

短時間ではありましたが練りに練って本番に挑み、1,2週目ともに、事前に計画した取り組みを

無事達成できたものと自負しています。

そして最終週となる第3週目、ここでは【慣れとダレ】の紙一重の瞬間で正しい選択をすることが

できるか、これをいくつかの取り組みの中の一つとしてご紹介します。

 

オンライン自習室の第1週目、初めてのスタイルでの学習で、画面越しにも子どもたちの緊張感が

伝わってきました。各塾生の自宅にあるPCやタブレット、スマホを介して、居場所はバラバラで

ありながら、縦横数十センチ足らずのモニターに中に参加者が集う、そしてそこでは塾生を意識　　

しながら意識されながら、いずれにしてもこの不慣れな学習方法は、良くも悪くも「慣れ」も「ダレ」　

を生むことはありませんでした。

そして2週目、3週目と進むにつれて、いずれも徐々に目立つようになってきました。

 

「慣れ」てきた塾生は、最初の挨拶後のルーティンである“学習内容と教材のチェック”を言われる前に

準備を済ませることができました。

「慣れ」てきた塾生は、学習姿勢をモニター内に収めるルールに意識が向き、定期的にカメラアングルの

チェックができていました。

「慣れ」てきた塾生は、答え合わせのタイミングを自分で計ることができるようになりました。

「慣れ」てきた塾生は、最後の挨拶までしっかりと行い、次回の目標を立てて退室していきました。

つまり、適切な「慣れ」によって、今すべき行動から次にすべき行動への移行が素早くなされることで、

結果として、ここでの学習内容が与えられた時間に対して非常に効率的な取り組みになりました。

この「慣れ」を得た中で最後までやりきった塾生は、自身で手ごたえを感じられたはずです。

 

一方、「慣れ」が生まれる時期に同時発生するのが「ダレ」です。つまりダラケです。

「ダレ」てくると姿勢が崩れます。

「ダレ」てくると挨拶がおろそかになります。

「ダレ」てくると表情に表れます。

結果として、「ダレ」た状態で学習に取り組んだとしても、脳も「ダレ」ているわけで、学習内容が

学力につながることはありません。そうならないように、

姿勢のチェックを厳しくしました。強めの注意を受けた塾生もいました。

挨拶を全員で元気よく行いました。声をしっかりと出すことで背筋を伸ばし、緊張感を持って学習に

取り組めるようにしました。

学習中の表情をチェックしました。一生懸命な人間の表情と、気の抜けた人間の表情は全く別物です。

学習がやっているフリになっている場合は、その場で声掛けを行い元気を注入しました。

しかしながら、参加者の意識の高さと頑張りもあり、「ダレ」についてはごくわずかな発生にとどめる

ことができました。

 

「慣れ」と「ダレ」の話は、これまでも様々な時、様々な場所、様々な人にしてきました。

この二つはほぼ同時発生します。今のこの考え、取り組みは「慣れ」たからなのかな？

「ダレ」てきたからなのかな？一つの取り組みについて、期間を経たのちに一度考えてみて

ほしいのです。「慣れ」てきたからこその行動であれば、先週の課題にもなっていた【継続】を

しましょう！「ダレ」てきたからこその行動であれば改善をしましょう！

 

自分自身を客観的に俯瞰して見ることは簡単なことではありませんが、ある時期に一度その行動に

ついて立ち止まり、「慣れ」と「ダレ」のそれぞれがどのように影響してきているか、そんな考えを

持って様々なことに取り組むことができれば、客観的にではなく主観的に正しい判断ができます。

 

このように1週目の【PDCA学習法】を、2週目で【継続することの大切さ】を学び、続けていく中で、

3週目の【慣れとダレ】を適宜判断し修正する、これにより目標が達成されるまでのプロセスが完結

しました。

 

塾は確かに子どもたちの勉強をサポートし指導する場、ではあります。しかしそれだけの場ではない

はずです。先に大人になった者としてできる限りの考えや経験を、これから大人になっていく

塾生に対して一つでも示すことも、塾にとっての使命、そして塾としての存在意義であると思います。

 

5月の学校休校中、GW+3週間のオンライン自習室にご参加くださいました塾生の皆さん、本当に

ありがとうございました。皆さんの真剣に取り組む姿をしっかりと目に焼き付けることができました。

そしてこれが私たちの次へのエネルギーとなり、皆さんにとって有意義な学習イベントを生み出す力

となります。その発表まで、しばらくお待ちください！

 

＜おまけ＞

流しそうめんの上流には子どもと妻が、そして下流には私。

何も流れてくるはずがない。

 

 

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