シルバーウィーク

五十部です。

　先々週は土日も含めると4連休でした。生徒たちも思い思いの休みを過ごしていたようです。テストも近かったので、個人的には勉強漬けであって欲しかったところですが……。

　秋の大型連休、いわゆるシルバーウィークの最大値は5連休となりますが、この秋の祝日に注目が集まるようになったのは一体いつからなのでしょうか。

　ということで、本日は祝日のお話を。

　5/4は何の日かご存知でしょうか。正解は「みどりの日」です。

　あれ、みどりの日って4/29だったはずでは…と思われた方、確かに1989年から2006年まではそうでした。もともと天皇誕生日だった4/29は、昭和天皇崩御により本来は祝日ではなくなるはずでしたが、ゴールデンウィークを形成する1日といういうこともあり、祝日でなくなった場合の社会的影響が大きいということで、みどりの日と名前が改められ祝日として残る形となりました。2007年からは「昭和の日」と名前が変わっています。

　では、5/4がみどりの日となる2007年以前は、一体何の日だったのでしょう。意外とすっと出てこない方も多いのではないかと思います。

　答えは「国民の休日」です。

　この国民の休日というのは、固有の名称をもった祝日というわけではありません。祝日法という法律で、祝日と祝日に挟まれた日は休日とする、と定められているがゆえに発生する特別な休日です。

　もともとこれは、5/3の憲法記念日と5/5のこどもの日で、飛び石の休みができてしまうのを解消するために作られた取り決めでした。

　ところが、ハッピーマンデー制度により、敬老の日が9月の第三月曜日に移った関係で、その年の秋分の日が第三水曜日となった場合に、敬老の日と秋分の日で挟まれた日が国民の休日となる可能性が生まれたわけです。その結果、土日を含めての5連休が誕生することとなりました。

　前回5連休となったのが2015年、次回5連休となるのは2026年だそうです。今から6年後、いま中学生・高校生の子たちは、大学生・社会人となっています。6年なんて、長いようであっという間です。「今の過ごし方が続くと、6年後の未来に自分はどうなっているんだろう」といった自問自答をすることで、自分のありようを見つめ直し続けることが大切だと私は思います。

　　　主な対象校　滝川小/伊勝小/川原小/広路小/八事小/川名中/駒方中　など